第2志望以下の大学の過去問はどこまでやればいい?

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みなさま今日も勉強お疲れ様です!
二俣川校チューターの小堀です。

共通テストまで約一ヶ月と迫ってきておりますが、みなさん順調に勉強を進められているでしょうか?

今回は、少し先のことにはなりますが、一般入試に関して第2志望以下の大学の過去問はどこまでやればいいのかについて、自分の実体験をもとに話していきたいと思います!個人的な意見にはなってしまうので考え方が近いなと思う方は参考にしていただければと思います。

過去問をやる理由とは

なぜ過去問をやるのかについての理由は、自分の現状を見ることと、出題傾向やレベルを見ることの大きく2つあると私は考えています。

まず、自分の現状を見ることについてですが、これはどちらかいうと冬以降よりは夏ごろに主に確認するべきところだと思いますので簡潔に説明します。
行きたい大学の問題を一通りやってみて、どの科目のどの分野なら現状で問題ないのかや弱点なのかを確認し、重点を置くべきところを把握するといった感じだと思います。
2つ目の出題傾向、出題形式、時間やレベルを見ることがかなり重要になってくる点だと思います。

みなさんは記述模試やマーク模試をおそらく受けており、そこで出る偏差値や判定をとても気にしていると思います。もちろんその結果は大事なのですが、大学によって出題形式が異なり、記述模試と同じとは限らず、得意不得意が出てくることもあります。そのため、過去問を解いてみて傾向や形式、問題のレベルや時間を頭に入れておいてほしいと思います。

大学ごとの出題傾向を把握する

出題傾向と形式についての違いを、私の主な受験科目の英語、数学、化学の3科目で説明したいと思います。

英語

英語では、マークのみと記述・マークと記述のみの形式がありました。出題傾向としては、長文読解の大問1つだけのところもあれば、語句の穴埋めや文法問題、会話文で大問1つずつ出るところ、比較的短めの読解問題が4つほど出るところといったようにさまざまです。
自分と問題の形式が合う合わないはやってみないとわかりませんので、やってみてどこが得意・苦手かを抽出していきましょう。

数学

数学も化学もマークと記述と両方のパターンがあります。数学は、マークシートの形式では、答えだけを書くことになるので計算ミスに気を付けて見直しをしっかりやるようにしましょう。記述の問題は途中式まで記述しないと減点されてしまうので計算過程は省略せずに書きましょう。
反対に最終的な答えが間違い、分からなくても解答の過程があっていれば途中点がもらえるのでわからない問題でも手を動かしてやってみることが大切です。また、どの分野がよく出ているかも見ておきましょう。例えば、毎年微積分の問題が出ていたら受ける年も一つは出るだろうと対策ができますし、整数が数年前に出て以降出ていなければ出る可能性が高いと考えることが出来ます。

化学

化学も同様に、出題分野をよく見ましょう。特に有機化学の構造決定の問題は比較的出しやすく、どこの大学でも出ている認識なのでしっかり反応などを覚えておくのがおすすめです。

このように私が経験した科目だけでもさまざまなので、一つ一つ細かいところまではやらなくても大丈夫かもしれませんが、赤本の最初の方のページにある出題分野と出題予想などはしっかり見ておくといいかもしれません。

実際過去問をどのくらいやったのか

実際に過去問をどのくらいやっていたかについて書いていこうと思います。
私は受験するにあたって第1志望と偏差値帯が近い併願校と滑り止めをあわせて10校ほどある程度決めていました。
第1志望が国公立大だったため、私大を受けるにあたってどうしていたかを述べていきます。

第2・第3希望の私立大の過去問は?

第2志望と第3志望は私立の中では特に行きたいところだったので、だいたい5年分くらいを解いて、間違えたところは解き直しするといった方法で進めていました。

それ以外のチカラ試し大学は?

他にも偏差値帯が近いところを受けるつもりだったので、その大学は過去問を1、2年分のみ解いていました。その理由としては、難易度としては第2,3志望とほとんど変わらないため、どの分野が多いのかの確認や時間配分の確認することをメインとしてプラスで問題に触れようという考えで進めていたからです。
個人的には多くても3年分やれば十分だと思います。

滑り止め大学は?

滑り止めで考えている大学に関しては、基本1年分のみ解いていました。志望度が高いところと比べると偏差値帯が少し下がると思うので、志望度の高い大学の過去問を解いていて手ごたえがある人、ある程度の点数が取れている人は、難易度的にも十分解けるのではないかなと思います。
しかし、全く解かないのはおすすめしません。実際に受けたところの中で、他の教科に比べて数学が1段階難しいところや異色の問題を出してくるところもありました。数学で点を取るつもりだったのに、想定よりもできずに他の科目まで引きずったとか最初の問題で面食らって後ろに影響したなどのことが起こりうるので、少なくとも1回は目を通すようにしましょう。

これらの対策は基本的に共通テストが終わってから、試験日の順番で始めました。ただ、行きたいところには時間をかけるべきなので日程が後の方でも重点を置いてやっていました。滑り止めであれば、問題解いて解き直しまでできる時間が確保できるならば試験の数日前でも大丈夫だと思います。

最後に

受験を経験したうちの一人として私が第2志望以下の大学の過去問をどのくらいやっていたかとその目的について述べていきました。
私は、2月に入ってから2週間で10校を受けましたが、2日連続、3日連続で試験を受けなくてはいけなかったし、その分対策もする必要があったので、平気で試験の前日とかに過去問を解いていました。
今振り返っても、さすがに受けすぎたと感じていますし時間がなかったなと思いますが、どうしても1つは合格が欲しいという思いが強すぎたので仕方ないのかなと思っています。皆さんも一つでも合格が欲しいという気持ちはあると思いますが、しっかりスケジュール管理して受験するところと数を決めることをおすすめします。私のような日程はあまりおすすめはしません笑。

これから4年(人によっては6 or 9年)間通う大学を決めることになりますので、後悔のない結果になるように後数か月勉強を続けて頂けたらと思います。それを実現するために今回書いた内容が少しでも役に立てば嬉しいです。

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