他人は良く見えてしまうもの

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 長谷川 

大船校チューターの長谷川です。共通テストまで残り80日を切り、勉強のギアをさらに上げ始めた人も多くなってきたのではないでしょうか。

この時期になってくると自分の成績に不安を覚える人も多くなってきます。
「友達はもっといい成績取れているのにどうしよう。。。」
「模試の順位が下がっちゃった。。。」
今回はよくあるこの2つの悩みについて本間さんと考えていきましょう。まずは上の悩みから。

 本間 

大船校チューターの本間です。
やっぱり友達が自分よりいい成績を取っていると近くにいる自分はとても不安な気持ちになりますよね。そのことが気持ちの焦りにつながってどんどん悪循環が生まれてしまう、なんてこともしばしば。

 長谷川 

そういう時に友達が励ましたりしてくれることもありますけどそれがかえって自分に突き刺さったりということもあるのが悩ましいですよね。

 本間 

そんなことで強く当たって人間関係にひびがはいってしまったりなんかしたら、さらに自分を悩ませることが増え、受験に悪影響を及ぼしてしまいます。

 長谷川 

やはりここで大事となってくるのは「むやみやたらに比較をしない」ことですね。僕もそうでしたけど、どうしても他の人の成績って良く見えてしまうんですよね。他人のできているところばかり見えてしまって、すごく順調にいっているように見えてしまうんですよ。

 本間 

受験する教科、学校が違ってくればそこまで気にすることもないんですけど、似たようなところになってくると、とても気にするようになってしまいます。

 長谷川 

そういう時には他人のことをそこまで気にしないとともに、「自分のできているところを探す」ということが大事になってくると思います。「私は国語の点数が伸びてきている!」「この学校の過去問でいい点とれた!」ほかにも些細な事でも大丈夫です。このときに心がけたほうがいいことは、「相対評価ではなく、絶対評価をすること」です。ここでも他人と比べてしまうと、その子の成績ありきの自信になってしまうので、その子の成績が伸びてしまったときに自分が伸びていても伸びていない風に錯覚を起こしてしまうことになってしまいます。あくまでも「自分」をメインにすることが大事です。

 本間 

そうですね。
では下の悩みにも行ってみましょう。

 長谷川 

模試の成績って色々数字が出てきてしまうので結構今の自分の立ち位置が見える気がして不安になっちゃいますよね。

 本間 

校内順位、塾内順位、全国順位、同じ志望校の人の中での順位などいろいろ気になってしまうものもありますからね。

 長谷川 

でもこのことにもさっき言った「他人の事を気にしない」、「自分のできているところを絶対評価で探す」ということはこれにも適用できますよね。

 本間 

模試によって受ける人も違いますし、第1志望の人もその学校を本当に受けるかは分かりません。

 長谷川 

模試はいろいろなことが分かる分自分の「できているところ」「できていないところ」が分かりやすいです。
だからこそ他人と比較することはあくまで参考程度にして、自分についての分析に活用してもらいたいです。そうすれば、自分のためになる模試になりますし、自分の事なので事実を受け止めやすくなるはずです。

 本間 

他人と比較することはもちろんモチベーションアップにつながることもありますけど、「他人は良く見えてしまうもの」の精神を忘れずに、自分は何ができるか、出来ないかについて考えれば焦りも減って冷静に勉強を進められるのではないかと思います。結局、入試を受けるのは自分で、越えるべきなのは他人ではなく、合格最低点ですからね。
本日はありがとうございました。受験生はこれからの追い込み、頑張ってください!!

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