こんにちは。
横須賀中央校大学受験コース担当の中村です。
今回は夏休みを前に生徒さんにいつも話している夏休みの過ごし方と意識についてお話しします。
何をすべきか?
私は、私立文系の生徒さんの面倒を見させていただくことが多いのですが、特にお伝えしているのが、「地歴・公民は全範囲夏休み中に終わらせよう」ということです。8月の末までに、どんなに遅くとも、完璧ではなくてもいいので、日本史・世界史だったら通史を、政治・経済等だったら全範囲を「なんとなく聞いたことはある」状態に仕上げてほしいと思っています。
また、夏以前に全範囲網羅できている人には、山川出版から出ている『スピードマスター』のシリーズであったり、日本史だったら『日本史用語2レベル定着トレーニング』のような薄い網羅的な参考書に取り組んでいただきたい、できればそれを完成できるようにすることを目指してほしいと思っています。(中学受験で言えば、四谷大塚の『四科のまとめ』シリーズのようなものですかね。)
これらが頭に入った状態で秋以降を迎えることができるとだいぶ問題演習が楽になるはずです。
(秋以降も継続してこれらの薄めの問題集は継続していくわけですが。)
地歴公民を受験で使わない人もいるでしょう。その人たちに言いたいことは、「自分の武器を作れ」ということです。何か一つでいいです。この科目は得意だからもっと伸ばすでもいいですし、どの科目も満遍なく得点できる、でもいいです。この武器があるから自分で安心ができるなという材料を一つ持てるようにして欲しいです。「芸は身を助ける」ではありませんが、なにか自分にとっての安心材料をつくるのに、夏休みはいい機会だと思います。何か一つの科目にリソースを全振りして、武器を作るのも悪くないでしょう。
どのような意識で望むべきか
やる際の注意点として、できなかった問題をおろそかにしないことが挙げられます。
できなかった問題は教科書や図説、山川の用語集などで是非調べて、疑問点を解消して欲しいと思います。
なんとなく「あっそう」っていう感じで終わってしまうよりも、1点にこだわって「今回できなかった問題は次絶対できるようにするぞ」という意識を持ってやって欲しいと思っています。
よく、大受の子たちだけでなく、集団授業で持っている中受の6Kクラスの子たちにも話しているのですが、受験勉強をいかに他人事でなく「自分事」にできるかが重要なのだと思います。 受験は全部自分事。勉強するのもしないのも自分の責任。人のせい、モノのせいにしない。1日1日を大切に、できるようになることを少しずつ増やしていく。そうする中で、当たり前のことを当たり前にやるだけでなく、自分の中での当たり前の水準を高めていく。そのような姿勢で受験勉強に臨んで欲しいと思っています。
最後に
ここまで、夏休みに受験生が何をやり、どのような意識で臨んだら良いのかについてつらつらと話してきました。(この内容、6Kの生徒さんは1年半聞いているからか、お昼ご飯を校舎で一緒に食べているときに暗唱している子がいてすごいなと思いましたがw)
参考になった方は是非チャンネル登録と高評価…ではなく、上記の内容を実践していただければと思います。