RUMIKO TOMARU
横浜校外丸ルミ子
生徒一人ひとりの性格を見極められなくなったら、この仕事の辞め時と覚悟している
以前、大規模の塾で働いていたことがあります。中3生100名に対して担任1人という塾でした。人数に関係なく、一人ひとりをしっかり見たいという気持ちに嘘はありませんが、それでも物理的には限界がありました。さいわいなことに、Qゼミは1クラス16名の少人数制を採用。個々への目を行き届かせるには十分です。一人ひとり、わが子のつもりで接することができます。だから、それぞれがどんな性格で、どう褒めれば喜び、どう叱れば響くかがわかります。逆に言えば、それがわからなくなったら私のアンテナが鈍った証拠。その時は潔く辞めようと覚悟して、日々の指導に当たっています。
受験を通して人間力を高めたい
中学受験はどうしても「偏差値」や「学力」を重視されるので、子どもの「人としての成長」についてはあまり目が向きません。でも私は後者こそ大切だと思います。10歳前後は人間形成の基礎を築く大切な時期だからです。受験生活を通して、忍耐力や自制心、家族や友達など周囲への思いやりといった「内面」を育てたいと思います。他人を蹴落としたり、妨害したりするような発言はありえない。たとえ軽い冗談だとしても私の授業では慎んでもらうのがルール。「そんな暇があったら自分自身を磨こう!」といつも言っています。人間力も、学力も伸び、志望校に合格できれば最高です。
子どもの可能性を信じること
ウソみたいに伸びる
有名な塾だから安心、というわけではない
大手の塾からQゼミに移ってくる子が毎年何人もいらっしゃいます。有名な塾だから安心と、カリキュラムなどよく調べず通い始めてしまったために、授業内容や宿題についていけず辞めたケース、そもそも入会テストに合格できなかったケース、だいたいそのどちらかです。共通するのはどちらもすっかり自信を失った状態でやってくること。だから私は言います、「大丈夫ですよ、お母さん」と。
こんな実例があります。レベルの高い中学を志望していた5年生のケース。前の塾では「受かりませんね」と断言されたのをきっかけにQゼミに移り、そこから2年がんばって、その学校に受かったのです。
少人数制のQゼミだからできること
一度や二度のテスト結果が悪いからと、可能性を否定してはいけない。大切なことは、まず、子どもの可能性を信じること。そして親子ともども必死にがんばること。そうすればびっくりするほど伸びるのです。
もちろんそれを支える体制も重要です。私もお預かりした以上、最後まで必死に向き合います。面談、電話での相談・アドバイスなど、家族ぐるみで受験まで走り続けます。
少人数制のQゼミだからこそ、できることです。
趣味も仕事を意識している
まだまだ十分に若いつもりですが(笑)、意識的に体力向上に努めなければ長く仕事を続けられません。特に声。この仕事の基本です。姿勢の良し悪しや柔軟性も声量に影響するそうです。10年前にバレエを始めたのは、それらを一挙に解消するのにぴったりだと思ったからです。おかげで今も絶好調。このまままだまだ何年も続けて、やがて、かつての教え子が子どもを連れて入会手続きにやってくることを目標に、がんばって行きたいと思います。