Qゼミの佐藤です。
「江上の破屋に蜘蛛の古巣をはらいて」
先日、芭蕉「夏草」の冒頭に登場するこの破屋を訪れました。
正確には破屋跡地です。
小高い丘にあり、記念碑と芭蕉像が建っています。
そして、目の前には隅田川がゆっくりと流れていました。
隅田川はわたしの実家の近くでもあり、子ども時分から身近な存在でした。
その場所から見る川の眺めはとても良いものでした。
「天才は風光明媚な環境に育つ」と昔読んだ本に書いてあったのを、その時ふと思い出しました。
ノーベル賞受賞者の数を例に出すと、3位ドイツと4位フランスは世界遺産の数でも仲良く同じ4位です。
2位のイギリスではナショナルトラストが誕生し、文化財や風景地保護のパイオニアになっています。
天才と風光明媚は相関関係がありそうです。
人が育つのに大切なものが何なのかを考えさせられます。
ちなみに、破屋の近くには江戸の大発明家である平賀源内も住んでいました。
そして、わたしが勤めるQゼミいずみ中央校も和泉川のほとり、地蔵原と美しい桜並木の風光明媚な場所です。
この場所で育ち、学ぶ皆さんの未来が楽しみです。