Qゼミ川崎校の多田です。
川崎校は5月に校舎リニューアルをして、お洒落になりました。
川崎校ホームページにGo!
と、飛んでしまわれると困るので、折角の記事を読んでから飛んでください。
さて、日本では九九を小学2年生のときに覚えさせられました。
一生懸命覚えた九九は社会人になると大切なものと気づきます。
「一人3000円で、7人だから…21000円ね」と言う感じで、よく使っています。
算数で”覚えてよかったランキング”があれば第一位に輝くのは「九九」でしょう。
ところがインドの小学校では20の段まで教えている学校があるそうです。
たとえば、3の段であれば、
3×1=3、3×2=6、3×3=9、……、3×18=54、3×19=57、3×20=60となります。
3×11以降は1桁×2桁ですし、後ろの2桁の十の位は10だけですから頑張れるでしょう。
問題は11の段からです。
11×1=11からスタートして、11×10=110まではなんとかなりますが、11×11から11×19は2桁×2桁で大変ではないでしょうか。
他の12の段や、13の段のように19の段までは、×11から×19は覚えるのも大変なことだろうと思います。
しかし、これ面積として考えると簡単にできることがわかります。
たとえば、14×17を考えると下のようになります。
14を10と4に、17を10と7にわけて、それぞれのかけ算を合計すると答えが出ます。
式に書き直すと、14×17=4×10+10×10+7×10+4×7 となります。
ここで、×10に注目します。
計算の工夫をすると、14×17=(14+7)×10+4×7 となります。
14に7を足して21になり、10倍して(0を1個つけて)210。それに、4×7=28を足せば238と答えが出ます。
「最初の2桁に、後の2桁の一の位を足して0をつけ、一の位同士のかけ算を足せばよい」となります。
他の問題で練習しましょう。
13×19なら、(13+9)×10+3×9=220+27=247
16×14なら、(16+4)×10+6×4=200+24=224
12×14なら、(12+4)×10+2×4=160+8=168
19×19なら、(19+9)×10+9×9=280+81=361
この方法ができるのは11×11から19×19のかけ算に対してです。
慣れれば、電卓を使うより早く暗算できます。
ぜひ、練習してみてください。