こんにちは。
北山田校の吉村です。
中学入試の算数問題において常識からはずれた数字が正答になることはありません。
授業やテストで自分が解いた答えに対して常識の範囲かどうかの判断はとても大切になります。
①.お母さんは花子さんを時速150㎞の速さで車で駅に迎えに行った。
②.一郎くんは秒速10mで山に登りました。
③.太郎くんは毎日牛乳を3ℓ飲む。
問題を解いた答えが太字の数字になったとします。
「あれ、おかしいなぁ…。」と感じることができるでしょうか。
これらの数字は、日常生活ですべて体験できることです。
①.お母さんは車のスピードをだし過ぎでは…。
②.人間がその速さで本当に山に登れるかなぁ…。
③.そんなに飲んだら体がおかしくなりそうだけど…。
このような状況は授業で実際にあった出来事です。
日々の生活の中で少しだけ意識して速さの感覚や量感を身につけることが、見当違いの答えに気づけることになります。
買い物に行っていくらかかるか金額予測をする。
家族旅行で家から目的地までどのくらいの時間がかかるか計画してみる。
外食時に何カロリー食べることになるのか計算する。
こんなことから始めてはいかがしょうか。
蛇足ですが、計算においても同様です。
516×19=□
計算が得意な小学生は「500×20=10000だから、だいたい10000ぐらいかな。」と当たりをつけます。
当たりをつける力は磨いておきたいですね。
頑張れ、Qゼミ生!