こんにちは、Qゼミの中川です。
4月から学年が替わり、新生活がスタートしましたね。
特に新中学1年生は、今まで算数だった科目が「数学」になります。
小学生の時に算数が苦手だった人は一度は思うことでしょう。
「なんで数学の勉強をしないといけないんだろう・・・作図・関数・因数分解、将来必要ないじゃないか!私は文系に行くから数学は使わないのに・・・」
勉強が嫌いな人からしたら、そもそもなんで勉強しないといけないんだろうと思っていることでしょう。
しかし、現在小中学生の教育課程に入っている科目であれば、勉強したほうがいい理由があるはずです。
例えば歴史という科目は、古いもの・昔の人の考え方・行動パターンを学ぶ科目です。
これによって、人間の本質を理解し、現在・未来に一つの物事が起こった時に人間がどのような行動を取るかを予知することができるようになります。
つまり「温故知新」という言葉にあるように、歴史を知ることで未来が見えてくるという素晴らしい科目です。
では数学を学ぶ理由はなんでしょうか?
ここからはあくまでも私の個人的な考えですが、数学は「論理」を鍛える科目だと思っています。
そもそも理系の「理」は理科の理ではなく「ことわり」という意味で、理屈や論理の「理」に近いものだと思います。
1つの問題を解く中で、あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら様々なアプローチをしていく過程で、答えを導くための正しい道筋を発見していくのが数学という科目です。
これを学ぶことで将来的に、相手に順序立てて正しく物事を伝えることができるようになります。
私は、なぜ数学を学ばないといけないかと聞かれたら
「論理的思考力を鍛えるためだよ。誰かと口げんかした時に論理的に話ができないと勝てないでしょ?」と答えます。
もちろん後半は冗談ですが、これが数学を学ぶ理由です。
数学を学ぶ際には、問題を解く過程をおろそかにしてはいけません。
ただ公式を暗記し、当てはめればいいと思っている人はいつまで経っても数学が得意にはならないと思います。
「そもそもこの公式はなんで成り立つんだろう?そもそもこの考え方はどのように考え出されたものなんだろう?」
こんな疑問を持つ人ほど数学ができるようになるはずです。
中学生・高校生の数学は様々な公式や定理があり、その中で数々の問題を解いていくことになります。
是非いろいろ考え、いろいろ試してみてください。
それが自然にできるようになった頃には数学が得意科目になっていることでしょう!