入試で同点でも不合格になる人とは?

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こんにちは。
Qゼミの秋吉です。
前回は「苦手科目を作らないこと」の重要性について話しました。
今回はその反対「得意科目を作ること」の必要性について話します。
最近の入試では、ずば抜けて得意な科目を持つ受験生が優遇される傾向にあります。

よくある例は「1科目(例えば英語)の得点を2倍にして合否判定する」というものです。
どういうことか試しに計算してみましょう。
分かりやすくするために英語・数学・国語の3教科の入試で英語の得点を2倍に換算する場合を想定します。

Aさんは英語70点、数学70点、国語70点の合計210点でした。
Bさんは英語90点、数学60点、国語60点で同じく合計210点でした。

さて、英語の得点を2倍として判定すると・・・

Aさんは「70×2+70+70」で280点となります。
Bさんは「90×2+60+60」で300点となります。

仮に290点が合格ラインだとすると試験の合計得点が同じだった2人ですが、Aさんは不合格、Bさんは合格となります。
「平均的にできる」よりも「1科目がとても得意」な方が有利になります。
この判定方式を採用している試験は高校入試にも大学入試にも存在しますし、中には調査書の内申点についても適用する学校もあります。
重視する科目も「英語」「英語と数学」「数学と理科」「一番得点のよかった科目」とさまざまです。

入試だけではなく、社会に出た後も「さまざまなことにある程度精通している人材(Aさんパターン)」が求められる業界もありますが、「特別な技能・知識について突出した才能を発揮できる人材(Bさんパターン)」が求められる業界もたくさんあります。
得意科目(分野)を極めることは非常に重要です。
まとめると、「苦手科目は作らずに得意科目はとことん得意にする」必要があることになります。
大変です。でも、しっかり頑張ればきっとそんな人になれますよ。
頑張れ、Qゼミ生! 

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