こんにちは。
小学生から中学生までを教えていて、このところ実感しているのは小中学生の実体験と、テキストの内容に「差」が開いていることです。
たとえば、テキストでは熊本県といえば日本一のいぐさの生産地として出ています。
ですが、いぐさから作られるたたみの部屋が、一部の生徒の家にはないのです。
(カーペットの下になっていたりもします)
授業では、そこから説明が始まります。
また、小学生の算数の授業で「おつりをもらいました」という文章で「おつり」の意味が、すぐに分からないということが年々増えているようにも感じます。
塾や学校の勉強も大事なのですが、こんなことに遭うたび子供たちに勉強以外の実体験をしてほしいと思います。
それは大げさなことではありません。
買い物に行ってもらうなどの家でのお手伝いでもいいですし低学年の子なら塾や学校の帰り道での道草も多少はいいのではないのでしょうか。
そこで友達と少しの間おしゃべりを楽しみ、気温の違いを感じ季節ごとに違う道端の雑草に目を向けてみる。
それだけでも、違うはずです。
そろそろ夏休みの予定も考え始める頃かと思います。
ふだん経験できない、山や海での宿泊体験などもよいのではないでしょうか。
Qゼミでは小1から小3の山の学校もやっています。
学習の根底にあるものは、さまざまな生活体験です。
いろいろなものに見て、触れて、感じてみてください。