Qゼミの畠中です。
先日、26日に文部科学省から発表されたことをご存知でしょうか。
高校での英語の授業は、原則、英語で行うことにするそうです。
しかし、教科書の採択で人気なのは、文法事項がぎっしりのものだとか。矛盾していますね。
「文法をおろそかにし、会話重視なのでは入試に対応できない」
「6年間も勉強して、会話すらできないのは、おかしい」
いろいろな立場の意見・賛否両論があるようです。
実際、英語を教える立場としては、どうか?
目標を変えなければ、過程としての授業も変わらないだろう、と思います。
大学入試で、英検2級レベルの会話・質疑応答が必修化されれば、授業の展開も、もちろん「会話重視」になります。
(その後の、仕事・生活でも英会話が必要になれば、なおさら)
今の筆記試験重視のままで、過程である授業だけを変えようというのは難しいでしょう。
では、どうするべきなのか?
その「答え」を、暗記するのではなく、目の前の図や情報から考え、導き出し、記述する。
そういう思考力が、最近の入試では最重要なことだけは、確実です。
自己表現活動・特色検査を受験する人も、そうでない人も、
考えてみてくださいね。