Qゼミの上野です。
夏期講習前の算数の授業の中で、文章題の答えを出すとき、24×25という計算がでてきました。
私が暗算で(つまり何も見ないで)この計算の答えを600とすぐに板書したところ、何人かの子どもたちが、とても驚いていました。
「何ですぐに答えがわかるの?」
「どうして?」
「どうせテキストに答えが書いてあるんでしょ!」
私が「24を6×4に分解すると、24×25=6×4×25となるから、先に4×25=100を計算して、その後に6×100=600とやったんだよ!」と種明かしをすると、「へえ~」という声。
後日、教えてもらったことを一生懸命まねしようとしている生徒の姿を見て、「よし、よし」と思わず笑みがこぼれてしまいました。
数を分解して(例えば素因数分解)、その分解した数を上手に扱うことができるようになると、計算をはじめとした算数のスキルアップに大きくつながっていきます。