こんにちは。
Qゼミの外丸です。
今回は「慣用句」についてお話したいと思います。
「慣用句をたくさん覚えよう」と簡単に言いますが、どれだけの慣用句が世の中に存在することかそうそう簡単なことではありません。
しかし、興味を持ってことばに接すれば、もともと人の表情や様子(態度)から生まれたことばが多いのですから、実際に慣用句と同じ仕草をとってみる。
例えば、「目を丸くする」。
低学年の生徒は、意味を知らない生徒でも
「目を丸くして~!」→素直に目を丸くします
「どんな時?」→「びっくり~!」
「それが意味だよ」→「へ~」
こんなやり取りが。
日常生活の中で、楽しみながら顔や体を動かしながら、
ことばを覚えていきましょう。
さらにその覚えた慣用句を、読解にいかしましょう。
物語の中の登場人物も、物語の中で生きているわけですから、感情は私たちと同じです。
でも、「嬉しい」「悲しい」「つらい」など、直接的なことばで感情が表現されていることは余りありません。
そこで「慣用句」の登場です。
「首を長くする(待ち遠しい)」「眉根を寄せる(不快感)」
「腹をくくる(決心する)」などなど、慣用句は感情表現の一端を任されています。
だからこそ、読解をスムーズにするために、慣用句を覚えることは大切なことなのです。
日本の生活から生まれたことば=人を見ているからこそ生まれたことば。
周囲の人の表情や様子を見ることが、慣用句を覚えるきっかけになるはずです。
楽しみながら覚えて、自分の読み取りの幅を広げてください。