がんばったって、いいことない訳じゃない。

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テスト対策の時期で、中学3年生の国語では、重松清の「卒業ホームラン」を学習したところです。
『どうして勉強なんてしなきゃいけないんだろう』──こんな疑問を抱いたことはないでしょうか。
実際、ここで登場する中学2年生の典子は、「がんばったって、いいことないじゃん」と、勉強することを半ば放棄してしまいます。

いいことがあるから、勉強に励むのか。
勉強に励むから、いいことに報われるのか。
そこに、何かはっきりとした因果関係があるわけではありません。

ただ、行動しないことには、何も変わらない、というのは、真実だと私は思っています。
役に立つか立たないか。好きか嫌いか。
勉強をしていて、頭をよぎることは、たくさんあるとは思います。
でも、その答えをすぐに求めず「とにかくやる」ことが大切な物事も人生にはあるんだな、と、心に、そっとしまって置いてください。
みんなが一生懸命に取り組んでいる勉強の意味は、後から必ずついてきますから。

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