Ｑゼミの佐藤です。
昔々、母と一緒に香港旅行へ行ったことがあります。
このツアーは、ただ観光地を巡るというものではなく、ある超有名人に会えるという目玉企画がくっついていました。
空港からバスで30分ほどの所に映画村があり、当日彼は、その一角で撮影の最中でした。
撮影の合間を縫うようにして、彼と記念撮影ができたのです。
長い行列の最後尾にいた私の番がまわってきたとき、気づくと、私と彼の二人きりになっていました。

そして、数メートル先から、ジャッキー・チェンは近づいてくると、満面の笑みで、私の両手を握り「がんばてね」と言いました。
世界のスーパーヒーローが、日本から来た一人の少年に、心のこもった言葉をかけてくれたのです。
人は、どんな相手にも常に誠実でなければなりません。
小学6年の夏のことでした。