中学受験 偏差値だけで決めて良いのか?! 志望校選び3つのポイント

中学は学ぶ力の基礎を養う大事な3年間

中学受験コースです。

中学受験を控えた小学生のみなさんは、どのように志望校を決めているでしょうか?

今回は、学ぶ力の基礎を養う大事な3年間を過ごす中学校をどんなふうに選べばよいか、中学受験の志望校選びのポイントをご紹介します。

1.志望校を決める時期

実際に学校に訪問してその様子を自分の目で見て志望校を決めることは、あとあと後悔しないためにもとても大切なプロセスです。

小学校3・4年生からオープンスクールや説明会に参加して、たくさんの学校を見てきてください。

たくさんの学校が集まるフェアだけでなく、できれば現地に足を運びましょう。

第一志望校はなるべく早く決める方が望ましく、5年生のうちに決定できるとその後の勉強の方向性が定まります。

志望校決定のリミットは出願の手続きが始まる6年生の秋です。

この時期は、受験する学校ごとの過去問を解き始める時期でもあります。

受験校の出題傾向によっては、時期的に対応が難しくなる場合もあるので、志望校は早めに決めたほうが有利になると言えます。

2.学校の所在地・自宅からの距離

中学生が毎日通う場所なので、自宅からの距離は志望校選びにはとても重要な要素です。

自宅からの距離も含めて受験校をリストアップしてくれるWebサイトもありますので活用してみてください。

また、単に距離だけではなく、通学経路もリスク管理上注意したいところです。

天候が悪い日でも安全に通学できる経路であることはもちろん、例えば、通学経路上で大きなターミナル駅が乗換駅になってしまうと心配なこともあるかもしれませんし、通学時間帯に極端に混雑する路線も子どもにはストレスです。

最寄駅から学校までの距離があり、路線バスや専用バスが通っているけど使いにくいという声を聞くこともあります。

こういった点は、学校訪問の際に細かいところまでチェックしてメモを残しておきましょう。

3.学校との相性はとても重要

中学受験をして、その学校で何を学びたいのか、どんなことを学校に期待するのか、ご家族でよく話し合いましょう。

学校の教育方針とご家庭の教育方針が一致していることが望ましいですし、校風が本人の気質と合っているかどうかも大事な点です。

規律を重んじる校風なのか、生徒の自主性を尊重する学校なのか、少人数制の授業や多彩なサポートプログラムが用意され、入学後の学習支援に熱心かどうかといった点は、実際の学校生活を送る中で、本人の充実度にじわじわと影響を及ぼす要素です。

また、研修やイベントが充実している学校や、部活動でも特色のある取り組みをしているところもあります。

ご両親にとっては学食があるかどうかといった点も気になるところですね。

設備の充実度や海外研修プログラムの有無などは、外からは分かりやすく評価もしやすいです。

でも実際に通わせてみると校風や教員の指導方針・学校運営の考え方などの方が、ご両親にとっての満足度に大きく影響するものです。

条件を出していくとキリがありませんが、気になる学校を数校に絞ったら、とことん調べてみてください。

調べてもわからないことは学校説明会に参加して質問するのが一番です。

そのためにも、学校選びで何を重視するのか、早めに決めておくことが大事ですね。

4.学校の難易度は参考程度に

自分の学習到達度を把握するために、三大模試(日能研模試・四谷大塚模試・首都圏模試)をすでに受けている受験生も多いと思います。

模試では現状の立ち位置を把握できますし、成績の伸びを確認する点でも継続的に受験しておくのは大切です。

点数や偏差値はとても気になるところですが、小学生ですから、適切な学習を継続すれば、学力は入試直前まで伸び続けるものです。

したがって、ある時点の模試での偏差値と各学校の難易度を見比べて、この辺だろうと学校選びをすることは得策ではありません

難易度で合格できそうな学校を志望校にしてしまうと、模試の結果の良し悪しで目標を見失ってしまう恐れがあるからです。

あくまで、志望校は本人に合った学校をご家族で話し合って決めましょう

その志望校合格のための併願戦略を組み立てる中で、偏差値表を利用してその難易度をもとに併願校を決める、という風に考えましょう。

中学受験カリキュラムを学び終えて、学力が定着するのは、6年生の9月以降です。

6年生の始め頃に第一志望校が決まっていれば、第一志望を軸に一旦併願校を検討していきますが、秋頃に本人の学習到達度を見極めながら、もう一度併願戦略を見直すこともあります。

併願戦略はノウハウがありますので、学習塾の先生と相談するのが一番です。

受験生本人もご両親も分からないことは多いと思いますので、どんどん相談に乗ってもらいましょう。

おわりに 目標を定めることの大切さ

志望校という目標を定めることで、学習課題が明確になり、何よりも子どものモチベーションにつながりますので、出来る限り早期に目標校を決めることのメリットはとても大きいと言えます。

学習塾では、教科指導のみならず、学校情報の提供、学校選択における進路面談など、ご家庭がしっかりと目標を見据えて進められるようサポートをしています。

塾の先生たちは中学校についてびっくりするほどたくさんの情報を持っていますので、分からないことや迷うことなどがありましたら、遠慮なくご相談ください。

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