高校受験対策に有利!理科の勉強法2 

理科の実験道具

いつから受験を意識しだすべきか

理想は中1から。
なぜなら高校入試では中1の学習範囲からもしっかり出題されるからです。

1、2年生の間にあまり真剣に授業を受けておらず、その間の内容が身に付いていない生徒が中3になって入試過去問を解いてみてビックリ。
「植物の分類が全然わからない!」
「火山の問題が0点だった!」
などという嘆きの声が聞こえます。

いずれも3年生になる前に扱われている単元です。
3年生の秋ぐらいから本格的に受験を意識して、この事実に直面することがわかっているから、ぜひ、1年生のうちから高校受験を意識して、日々の授業を大切に受けて欲しいです。
理科に関しては、中1は基礎で中3は応用、ということではなく、どの学年の単元も入試に直結するということを忘れないでください。

3年生で1、2年生の頃の遅れを取り戻すことは不可能ではありませんが、それに時間を割いている間に、1年生からしっかり学んできた生徒は、その時間を入試対策の仕上げに使うことができるのです。

1.勉強時間はどのくらいがよいか

できるなら毎日1時間は理科の勉強を、と思います。
特に予習。
参考書のところで少し述べましたが、予習をしながら、参考書で+αの知識を補っていけたらよいですね。

ただ、実際には部活もあるし、他の教科の勉強時間が優先されるでしょうから、宿題だけは忘れないようにこなし、それ以外の勉強時間は、1、2年生なら確保できなくてもよいでしょう。
ただ、そのかわり学校の授業をしっかり聞くこと。
しっかり聞いて、授業内で完結させること。

実験についても積極的に参加すること。
「実際にやったこと」は忘れにくいという特徴があります。
実験をないがしろにする生徒は理科が伸びないと言ってもよいでしょう。

部活が終わった3年生は、前学年の復習が必要ならば、週末にまとめて6時間とか集中してやることも必要でしょう。
幸いなことに理科は積み重ねの教科ではないので、やればやっただけ成果が出やすいです。自分を信じてがんばりましょう。

2.難しい問題にはどのように挑むか

特に1分野の計算問題に難問がありますね。
水溶液の濃度計算、飽和水蒸気量の計算、電流の計算などがそれに当たります。
とにかく、丁寧に解き、考え方をしっかり理解すること。

ここは暗記で乗り切ってはいけません。
この手の問題ほど、自分で問題集の解説を読んでもわからないものです。
学校の先生、友達、塾に通っている人は塾の先生に教えてもらうことが一番よい方法です。
テスト直しと同じように、難しい問題、間違えた問題は専用ノートを用意するなどして、整理しておくことも有効です。
1ヶ月に1度ぐらいの割合で、そのノートにまとめた問題を再度解きなおして、理解度を確かめましょう。

また、化学記号や化学式、化学反応式など、ある程度暗記しなくてはいけないものは、少し複雑なものについては独自に覚え方を考えたりするのも有効です。

3.合格に近づくためのおすすめの勉強法とは

上でも述べました。間違い直しを徹底すること。
入試に向けては過去問をどしどし解いていくことになると思いますが、解きっぱなしにせず、ミスの原因をしっかり分析し、二度と同じ間違いをしないように理解を完璧にすることが大切です。

過去問の場合は、何度も繰り返すのも効果的です。
得点も算出しておき、二度目、三度目と得点があがれば気持ち的にも意欲が高まるでしょう。
自分の県の過去門を解き終え、ほぼ満点近く取れるようになったら、他の都道府県の入試問題も解いてみましょう。
出題傾向の異なる問題にも対応力をつけることで、実力を高めることができます。

1つだけ注意したいのは、入試問題は選択問題も多いので、問題をよく考えず、勘で解いても正解が出せたりすることです。
慣れてしまうと、知らず知らずのうちに基礎力が落ちてしまいます。
ふだんは多少時間がかかってもよいので、出題意図をしっかり把握して、確信をもって正解を答える癖をつけましょう。

そして志望校合格のイメージをつかんでください。

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