「勉強はしなければ」とわかっていても、「でも、本当にやる気が出ない…」そんな時は誰にでもありますよね。
いつもかれることのない、「真のやる気」はどうしたら湧いてくるのでしょうか?
この記事では、内面から湧き上がる真のやる気を引き出す4つの方法をご紹介します。
記事を参考にして、あなたなりの真のやる気の出し方をみつけてくださいね。
・やる気が出ない理由をノートにかきだす
・ライバルを作る
・人に相談してみる
・小さな目標を設定する
1.真のやる気を出す4つの方法
(1)やる気が出ない理由をノートに書き出す
受験勉強に打ち込めないという悩みを持っている人は、この際、やる気が出ない理由を徹底的に考えてみましょう。
どうすれば良いかというと、やる気が出ない理由を思いつくだけ、とにかくどんどんノートに書き出してみるのです。
これは自分の頭の中でぼんやりと「やる気がでない」と感じていたことを言葉にして見えるようにする「見える化」作業なのです。
実は心理的ストレスを軽減するための方法として「思っていることをひたすら書き出す」というのはとても効果があることが科学的な研究で分かっています。
今まで見えない敵と戦っていて、攻撃ばかりされていたのが、正体がわかるだけでも、恐怖感は少なくなるでしょう。
対処のしようがあると思えるだけでも良いです。
見える化すると良いのは、問題の1つ1つに分けて解決法を探すことができるところです。敵の正体がわかれば、どんなふうに反撃すれば良いか作戦を立てられます。
たとえば、あなたが勉強する気になれない理由が次のどちらかのように明確になったとしましょう。
部活の決勝大会が2週間後に迫っていることが気になっているから
数学の因数分解がわからず、苦手意識があるから
次にこうして言葉(文字)にしてみたら、その問題の解決策として思いつく答えを書き込んでみましょう。
決勝大会まで部活に集中して、勉強は宿題だけ。大会が終わったら決勝大会までの期間の授業単元の復習を毎日の勉強にプラスする
まずは数学への苦手意識を克服することが先決。因数分解の単元を先生にもう1度教わりに行く
こうして、やる気が出ない理由に対して、仮でも良いので解決策を出すのです。
そうすると、ぼんやりと「やる気が出ない」と感じている状態から抜け出す対策行動を取ることが可能になるのです。
今とらわれている気持ちを文字にして整理し、思考のくせを見つけて、行動を変化させていく方法は心理的ストレスを軽減するのに効果があることが実証されています。
もしあなたが、なぜ自分は高校受験をするのか。今までしっかりと考えたことがないのなら、この際この大きなテーマについても自分の考えを言葉にしておくことをおすすめします。
行動を継続するためには目的意識がはっきりしていないと、なかなか続きません。やる気が出ない理由をノートに書き出す方法と同じように、なぜ受験するのかも徹底的に書き出してみましょう。
(2)ライバルを作る
自分の外側にやる気のきっかけを求めるのも1つの手です。それが勉強のライバル作りです。学校や塾の友だちに同じ志望校を目指す人はいませんか。
友だちと模試の点数や勉強時間を競い合ったり、切磋琢磨することがやる気に火をつけます。対戦感覚を受験勉強に取り込むわけです。
友だちに勝つことにやる気を感じるという負けず嫌いの人には効果的な方法です。友だちのエネルギーを自分のエネルギーとして借りるイメージです。
ある生徒が、友だちと夏休み中にページ数のある問題集を1冊どちらが先に終わらせられるか競争をしていました。
1人でひたすらやるよりも達成感があり、やる気を出していました。
(3)人に相談してみる
やる気が出ない悩みを人に相談してみたり、単に話してみたりするのも効果的です。人は誰かに悩みを聞いてもらうだけでも安心します。
さらに相手が高校受験をすでにしていて、あなたのことを良く知る人なら、あたなに向けた具体的な受験勉強についての問題の解決策を示してくれることでしょう。
悩んでいるときは視野が狭くなっています。人に話してみると、意外な視点からあなたの抱える問題をとらえてくれて、自分では気づかなかった解決法が案外簡単に見つかったりするものです。
(4)小さな目標を設定する
ただ、がむしゃらに勉強していては、やる気は逃げていくばかりです。目標を設定し、目標に到達できたかどうかを測って、その達成感をさらなるやる気に変えていきましょう。
今日はこれから5時間勉強する。
1週間で英単語を100個覚える。
1ヶ月で問題集を1冊終わらせる。
このように、小さな到達目標をたくさん作ってみましょう。
受験がずっと先でやる気が出ないと言うのではなく、それまでの期間を小さな目標でたくさん区切ってステップアップしていくのです。
2.まとめ:やる気が出ない時は効果的な対処法を
やる気が出ない、とぼんやりと時間だけが過ぎるのが一番良くありません。まず、やる気が出ない理由を明確にしましょう。
そして理由別に対処法を見つけて行動すること。受験までの時間は限られています。