はじめに
横浜国立大学(以下、横国大)は、多くの学生にとって憧れの大学です。しかし、ただ憧れているだけでは合格することはできません。
横国大が求める学生像を理解し、それに向けて準備を進めることが大切です。
今回は、 令和6年度 「入学者選抜要項」 を参考に、横国大がどのような学生を求めているのか、そしてそのためにどのような対策を行うべきかを具体的に解説します。
横国大が求める学生像
横国大は、以下のような特徴を持っている学生を求めています。
- 幅広い基礎学力を持つ学生
- 新たな発見やアイディアを創造する思考力を持つ学生
- 社会の課題解決に積極的に参加する意志を持つ学生
- グローバルなコミュニケーション力を高めたい学生
これらの特徴を身につけるためには、日々の学習や生活の中で意識的に取り組むことが必要です。
では、具体的にどのように準備すれば良いのでしょうか?
1. 幅広い基礎学力を持つためには
横国大では、共通テストの成績や2次試験の成績が重要です。そのため、基礎学力をしっかりと身につけることが求められます。基礎学力が大事な理由は、以下の通りです。
応用力の土台となる
基礎がしっかりしていないと、応用問題や高度な内容に対応できません。基礎学力がしっかりしていることで、応用力が自然と身につきます。
安定した学力の維持
基礎学力があれば、試験で出題される幅広い内容にも安定して対応できます。基礎が固まっていると、試験当日のコンディションに左右されにくくなります。
学習の効率向上
基礎が固まっていると、新しい内容や難しい問題にもスムーズに取り組むことができ、学習効率が向上します。
毎日、朝早く起きて数学の問題を一問解く習慣をつけました。Nさん(経済学部合格)
リスニングは安定して得点できるまでに時間がかかると思ったので3年の夏から始めました。Tさん(教育学部合格)
2. 新たな発見やアイディアを創造する思考力を持つためには
横国大では、変化に対応するために、新しいアイディアを生み出す力が求められています。
現代社会は急速に変化しており、新しい課題や問題が次々と現れます。創造的な思考力があれば、これらの変化に柔軟に対応し、適切な解決策を見つけることができます。
では、思考力を身に付けるためには、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?
ディスカッションに参加する
クラスメイトや友人とディスカッションを行い、自分の考えを他者に伝え、他者の意見を聞くことで、思考力が鍛えられます。
本を読む
様々な分野の本を読むことで、知識が広がり、新しい発見やアイディアが生まれやすくなります。
また新しいアイディアを産むには、現状を知ることが大切です。本を読むことで現在の問題点とその対策について深く知ることができます。
友達と週に一度、興味のあるテーマについてディスカッションする時間を設けていました。この習慣が、自分の考えを深めるきっかけになりました。Tさん(理工学部合格)
3. 社会の課題解決に積極的に参加する意志を持つためには
横国大は、社会の課題解決に積極的に参加する意志を持つ学生を求めています。
高校時代にどのような活動をすれば、社会の課題解決に積極的に参加できる大学生になれるか考えてみましょう。
ボランティア活動に参加する
ボランティア活動を通じて、社会の課題に直面し、自分ができることを考え、実行する経験を積むことができます。
学校で掲示されているボランティアに参加したり、興味のあるボランティアがないか、ネットで調べてみるのも良いですね。
学校行事や地域イベントに参加する
学校や地域のイベントに積極的に参加し、リーダーシップを発揮することで、社会貢献の意志を育てます。
文化祭や体育祭の実行委員長に挑戦したり、自治会の活動に自分から参加してみると、社会の課題が見えてくるかもしれませんね。
地域の清掃ボランティアに参加し、環境問題について深く考える機会を得ました。この経験を面接でアピールしました。Yさん(教育学部合格)
4. グローバルなコミュニケーション力を高めるためには
横国大は、国際的な視野を持ち、異文化理解を深める力を持つ学生を求めています。
ここからは、グローバルなコミュニケーション力を高める具体的な行動をご紹介します。
海外留学や国際交流プログラムに参加する
海外留学や国際交流プログラムに参加することで、実際に異文化に触れ、グローバルな視野を広げます。
市町村によっては、姉妹都市との交流事業や、短期交換留学生の募集をしています。そのような機会を利用するのも1つの手ですね。
オンライン英会話に取り組む
オンライン英会話では、様々な国の人が先生として活躍しています。
ただ会話を練習するだけではなく、その国の事情や日常生活について議論をする良い機会にもなります。
高校2年生の時に夏休みを利用して短期留学に行きました。この経験が、自分の将来の目標を明確にするきっかけになりました。Sさん(都市科学部合格)
まとめ
横浜国立大学が求める学生像を理解し、それに向けて具体的な対策を行うことで、合格への道が開けます。
自分の強みを活かし、目標に向かって努力を続けることが大切です。皆さんの夢が叶うことを心から願っています。