中学入試 国語 出題作品紹介 はずれ者が進化をつくる 稲垣栄洋

誰もが特別な オンリー1

出題作品


書名:はずれ者が進化をつくる -生き物をめぐる個性の秘密-(ちくまプリマー新書)
著者:稲垣 栄洋
刊行日:2020/6/9

出題校

ラ・サール中学校、学習院中等科、明治大学付属中野中学校、城北埼玉中学校、桜蔭中学校、鷗友学園女子中学校、和洋九段女子中学校、筑波大学附属中学校、桐光学園中学校、山手学院中学校、成城学園中学校

出題ページ

P109 ナンバー1になれるオンリーのニッチを探してみましょう。
城北埼玉中学校 出題

あらすじ

生物の進化をたどっていくなかで見られる“多様性”に焦点を当て、そこから我々人間の個性を考えるという説明文です。

ポイント

出題は、ある有名な歌の歌詞にもある”オンリー1″と”ナンバー1のどちらを目指すべきなのかを生物の生き方から考えるというテーマです。
ここでは、「ナンバー1しか生きられない」という鉄則がある生物の世界で生きていくには、ライバルたちとかち合わない環境で“オンリー1”をきわめていくこと、すなわち“ニッチ”という考え方こそ、人間の社会的役割を考える上で参考になるのではないかということを述べています。

それを踏まえて、受験生各自の“ニッチ”はなにかを書かせる問題でした。
自分の特性がどのような場面で活かせて、どのように行動するのかをしっかりまとめることが大切です。

2021年の首都圏中学入試で最も多くの学校で出題された本作は、“誰もが特別なものをもっている”という著者のメッセージが多くの学校からの支持を集めたのだと思います。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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