
人間もゴリラになる!?
出題作品
出題校
桜蔭中学校、 淑徳与野中学校、 広尾学園中学校、湘南学園中学校、桜美林中学校
出題ページ
P38 ゴリラのような父親
広尾学園中学校 出题
あらすじ
野生のゴリラを研究して行動をともにした筆者。
ゴリラの社会を通して見えてきた現代人間社会を批評した論説文です。
ポイント
今回は現代の人間社会における父親の存在意義が述べられている箇所です。
人間が時間をかけて築き上げてきた自分の家族以外の共同体との関わりが、近年失われつつあると著者は指摘します。
まるでゴリラのように家族関係の中だけで、父親の役割を果たしているにすぎないというのです。
人間はそもそも家族だけでなく、周囲の人間に支えられながら生きていること自体に強いアイデンティティ(自分らしさ)を持っています。
家族以外の他者への高い共感能力を持ち合わせているはずなのに、それが失われて「自分と近親者のことしか考えられないのではないか」と警告を発します。
筆者の山際寿一氏はゴリラを通して人間社会を論じる著書が多く、そのどれもが入試問題でよく扱われています。
執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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