中学入試 国語 出題作品紹介 日本人にとって自然とはなにか 宇根豊

自然に宿るアニミズム

出題作品


書名:日本人にとって自然とはなにか (ちくまプリマー新書)
著者:宇根 豊
刊行日:2019/7/5

出題校

明治大学付属中野中学校、鎌倉学園中学校、 富士見中学校、日本大学豊山女子中学校、 関東学院中学校、カリタス女子中学校、湘南学園中学校

出題ページ

P209 アニミズムの正体
富士見中学校学 出題

あらすじ

日本人が持つ自然への意識を明らかにしていくという論説文です。

百姓であることに誇りを持つ筆者が自身の農作業経験や、多くの先人の考え方をもとにテーマを解き明かしていきます。

ポイント

今回出題されたアニミズムとはすべてのものにはアニマ(魂)があるという考え方のことです。

この考え方は日本人にとって、とても伝統的な自然観だと述べられています。

こうしたアニミズムの正体をまとめさせることが出題されたわけですが、まるで人に話しかけるように自然のものに接してきた日本人。

その精神性は昔から現代まで受け継がれているということをしっかりまとめます。

論説文としては多数の学校で出題があった本作。

本書全体から感じる筆者の自然へのあたたかいまなざし、そして、丁寧でやさしい言葉づかいが多くの学校から支持されている理由でしょう。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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