面接は大事な合格選考基準
中学3年生は高校の説明会参加や体育祭・文化祭等の見学を終え、志望校が固まっていると思います。
中学校の内申をしっかり取り、入学試験対策の受験勉強をすることが最も大切ですが、それに加え、面接試験も合格選考基準では大変重要になってきます。
Qゼミの中学3年生は面接試験の練習を始めています。
ところで、そんな高校の面接試験の採点基準はどうなっているのか興味がありますよね。
数年前の2月に昔の教え子の結婚式に招待され、出席したときのことです。
1.先生に面接の採点基準を聞いてみました
披露宴で、とあるトップ校と2番手・3番手の公立高校の先生と同じテーブルになりました。
入試直後だったため、思い切って「面接試験の採点では、どのような基準があるのでしょうか?」と単刀直入に聞いてみました。
すると、驚いたことに3校の先生ともほとんど同じ答えが返ってくるではありませんか。
2.内容は皆が同じにできているので、よほどひどくない限り減点はない
3.はきはき、しっかり話す、印象の良い生徒には加点がある
4.言葉につまったり、言い直しをしても減点はない
このような回答でした。
2.面接のために練習したい3つのポイント
もちろん高校によって細かな基準に違いはあるようです。
しかし、それほど大きな違いは無いとのことでした。
つまり、次の練習をしっかりすることが大切です。
② あいさつや返事・所作
③ 堂々と自信を持って話すこと
3.聞く姿勢、元気な話し方が大事
目線や話し方の確認は鏡の前で自分自身に話しかけ、チェックすることも効果的です。
これは余談ですが、まだ前期(面接のみ)試験と後期試験の2回入試が受けられた頃の話です。
面接で緊張しすぎたため、自己紹介の時になんと友達の名前を言ってしまい失敗してしまった生徒がいました。
後期試験で合格したので笑い話になりましたが、面接練習は数多くこなし、自然体で当日に臨めるようにしていきたいですね。
自然体の会話を心がけるうえで大事なことは、相手の話を聞くことです。
みなさんが誰かと話をする時のことを考えてみてください。
友だちとの会話でも、相手が無反応では話しが続きませんね。
自分の意見を話すだけでは会話は成立しません。
聞くことがとても重要なのです。
これは面接でも同じです。
面接では自分の意見を伝えることに頭がいっぱいになりがちです。
だからこそ、相手の話をきちんと聞く姿勢を示すことにまず意識してみるとよいでしょう。
自分らしさを出そうとするあまり聞かれていないことまで長々と話したり、用意した内容をすべてひたすら話したりする必要はないのです。
コミュニケーションを成り立たせるために重要なことは面接官の質問内容をよく聞き、相手の反応に合わせた応答を心がけることなのです。
質問の要旨をしっかりとらえ、素直に答えていれば、ひどい評価にはなりません。
加えて、話し方も大切です。
本人は気がついていないケースが多いのですが多くの生徒は緊張から笑顔が出ていなく、言葉に元気・覇気がありません。
とにかく元気に、明るく、楽しく、みなさんの思いを面接官にぶつけてみてください。
きっと、先生たちからも笑顔が見られて、合格は間違いなしです。