10月の足音を感じる頃でしょうか。
年度の折り返し地点です。
例えば、入学したばかりの1年生にとっては半年が過ぎ、あと半年で新入生を迎えることとなります。
2019年度も残り半分となりました。
何か目標を掲げていた方々は着実に進んでいるでしょうか。
この折り返し地点で気分を一新、その学年に必要なことを進めていきたいところです。
しかし、受験学年にとっては少し事情が変わってきます。
入学試験合格という目標までには5カ月もありません。
一部を除く「中学入試」においてはあと4か月、大学「センター試験」を目標におく受験生にとっては100日強など、これからの期間をどのように過ごすかが合否に影響する時期になってまいりました。
そうです、受験までのこれからの過ごし方がとても大切になります。
「志望校」が「受験校」に変わるとき、手段も明確化する!
果たして、「希望する学校を受験して合格できるかどうかどうか。」は受験生やその保護者の方々にとりまして最大の関心事項であるかと思いますが、結論の出ない心配に心を奪われている場合ではありません。
一般的な入学試験はとても単純明快。当たり前のことですが、同じ学校(または学部、学科)を受験した者の中で合格最低点以上を得点できればよいのです。
「そして、そのためにどうするか!何をやるのか!」
Qゼミでは、次の3つの観点からすべきことを明確化していきます。
1. 模擬試験などを通しての現状把握と重点課題の抽出
2. 受験校の問題傾向の分析とその対応
3. 受験日までの逆算で合格までの手段をスケジューリング
今回注目したいのは、「2」の中でも「過去問対策」です。
センター試験や県立高校の入試問題も含め、受験校が決まれば、過去問へ取り組むこととなるでしょう。
その取り組み方と、どのように加点して合格ラインを突破するかを決めていくことになるので「対策」とよびます。
また、過去問演習で「時間配分」と「問題傾向」を掴みましょうとよく言われますが、その深掘りとその他の重要性を確認していきましょう。
(すべての項目において入試の性質や受験校において差異があるので、専門の入試担当にご相談くださいませ)
□ 「時間配分」・・・ 単に制限時間内にとけるかどうかではなく、合格ラインが6割か8割かでも時間の使い方は変わります。最初に全体をみる時間をどの程度使えるのか、見直しにどれくらいかけるべきか、知識分野から解き始めるのか、捨て問などの割合がどの程度あるのか、など。個人の解くスピードや得意不得意分野によっても時間のかけ方は変わるでしょう。そして、60分の試験なら20分でここやり、40分でここまで終わらせるなど、中間での時間制限を設定しておくことも大切です。
□ 「問題傾向」・・・ 科目によっても分析しておきたい視点は変わりますが、まずは設問形式に慣れることが重要です。解答形式や問いかけの「~しましょう」「~しなさい」などから始まり、解答する個数が明示されている場合や漢字指定などの条件指定の有無、小問のつながりがある問題が多いのかほとんどないのか、国語以外で出される文章が単なる問題への導入だけか否か、など。過去問を解いても同じ問題が出題される確率は極めて低いので、傾向に慣れるために演習していることも意識しましょう。よって、繰り返し練習することをお勧めいたします。
□ 「作問意図」・・・ 入学試験問題は「その学校の顔」とも言われるくらい、その学校の方針や考え方が影響している場合が少なくありません。もし同じ記述問題が出題されても学校によって求めている解答は変わります。学校の教育方針によって求める生徒像が違うゆえに、作問者の意図が違うからです。学校の作問意図まで読みとれると失点は減るでしょう。余談ですが、市販の過去問の解答は出版社によって異なることがあります。問題作成側の学校で模範解答や配点を発表しない場合があるので、あくまで出版社で作成するからでしょう。
上記、過去問への対応は入試担当者の分析の下、個別に行っていくのが最も効率的でしょう。
Qゼミでは個別指導も含め、個々に対応していきます。
必要な方は早めにご相談くださいませ。
最後に・・・、入学試験は、期限が決められています。
今年度の受験生においてはもうすでに試験日が決まっていますね。
学習を効率よく正しい方法で進めれば、学力は上がっていくでしょう。
問題は試験日までに目標ラインに到達できるかどうかです。
もしかすると、あと半年あれば達成できるのかもしれません。
しかし、試験日だけは動かせません。「間に合うのかどうか」、この視点をもって計画を立て、判断をし、行動していきましょう。
こうしている間にも時間だけは進んでいます。
あと数か月、最短コースを駆け抜けられるよう応援していきます!