高校入試の足音が、はっきり聞こえる季節になりました。
ここで、確認しておきましょう。
「英検を取ると、入試で有利になる」
よく聞きますが、本当でしょうか??
「嘘ではないが、場合による」が真実
英語検定を取ると、入試で有利になる。
これは、半分は本当で、半分は嘘です。
有利になるのは「3級」または「準2級」を取得している場合です。
4級は中学2年生レベル、5級は中学1年生レベルです。
特異な場合を除いて、評価の対象にはなりません。
また、英検を加点評価するのは私立高校のみです。
公立高校では、評価になりません。
かつては、公立高校でも県大会出場など部活の実績を評価する入試制度もありました。
現在は検定や、部活に加点する入試方式は廃止になっています。
公立高校の入試は、「内申点」と「入試得点」のみの選考の公正な制度です。
※特色検査を実施する学校も、もちろんあります。
英語科や国際科では、もちろん有利
私立高校でも、出願の資格として内申点が40以上は必要な高校だと
「準2級」以上でないと加点にならない場合もあります。
3級は中学3年生レベル、準2級は高校2年生レベルです。
なかなかのハードルになります。
一方で、受験生のレベルが高い学校だと大半の生徒が英検を持っています。
準2級は、持っていて当たり前・・・という学校もあります。
英語科や、国際科は推薦の条件として英語の評定が5、英検準2級を持っている・・・
など、英語に関しては厳しいハードルが設定されている高校もあります。
横浜市は少し変わった英語の教科書を採用しているので、英検の勉強は必修です。
・入試で必須の単語や熟語が学べる
・入試よりも長文のハードルが低い
勉強しやすいメリットがあるからです。中3は、学校での英検受験が必須になっています。
(いずみ中央校の記事に続く)