こんにちは!都筑校チューターの小野と中田です。
今回は私たち都筑校のチューター2名で「Qゼミの先生であること」について、対談しました。
少し長いですが、なかなか聞けないテーマになっています。
ぜひご覧ください✨
知られざる? Qゼミの先生になったきっかけ
小野Qゼミの先生を始めたきっかけを教えてください。
中田Qゼミの先生を始めたきっかけは、2つあります。
一つ目は長く Qゼミに通っていたことです。中1から 高3まで6年間通って、 数々の先生にお世話になった背景があり、自分も恩返しをしたいと思っていました。
二つ目が後輩達に還元したいという点です。
自分が頑張って勉強し高校受験・大学受験と乗り越えて、そこで培った勉強方法などを後輩に還元して行きたいと感じたことで、始めました。
中1の段階で既に高校受験を見据えての入塾でしたか?
中田入塾時はまだ全然です。
成績が悪かったのでその成績を上げようという目的で勉強していました。
部活が忙しかったのもあり、高校受験を見据え始めたのは部活を引退した中3の8月からですね。
Qゼミでは大学受験も経験していますが、高校受験と大学受験で何か違った点はありますか。
中田一番の違いは「するべき事を考えなければいけない」点です。
高校受験は、「やらされてることをやる」という認識が強く、先生に言われたことをがむしゃらにやれば大丈夫だという認識でした。
大学受験では「自分は何が苦手なのか」の分析から始まらなきゃいけ始めなきゃいけない部分が大きな違いで、大学受験の方が大変だった印象があります。
中田先生にとってチューターはどのような存在でしたか?
中田ある意味、「友達みたいな存在」でした。
サポートしてくれる先輩という一面だけでなく、勉強以外のちょっとした悩みなどを、同期じゃない先輩だからこそ気軽に話せた点で、友達っていう印象が非常に強いです。
僕も始めたきっかけは、2つあります。
中田先生と一緒に高校受験に向けてQゼミで勉強しました。
大学入学のタイミングで、それまでの人生で「1番自分の為になった時間はどこだったのか」を考えた時、Qゼミでの高校受験の経験がターニングポイントでした。中田先生と同じように、自分が学んだことを次の代に伝えて、還元したいという理由です。
もう1つは、自分の成長ができる環境だと思い、先生を始めました。
始める前は先生とは、常に勉強し続ける仕事のイメージでした。
例えば僕は英語が好きなので、自分の好きな英語で成長できる生徒がいるというのは、どちらに対してもWin-Winだなと考えていました。
もちろん勉強は必要ですが、それ以上に「伝える手段」を学ぶ必要がありました。生徒が何を求めているか、何が出来てないかなど、目に見えないところを掘り出すためには、コミュニケーションが重要です。
確かに生徒とのコミュニケーションは、先生の仕事で最も重要な能力と言っても過言ではありません。実際にコミュニケーションが大事だと感じるのは、どんな瞬間ですか?
小野僕にとって、やはり授業をしている時です。特に講師1人と複数生徒の集団授業は、同じ目標に持っていくのはなかなか難しいなとは感じます。始まりから完結まで、全体の方向性を持たせるのは、コミュニケーションと生徒との信頼が無いと成り立ちません。
そして次の先生にバトンパスができた瞬間は、本当にやりがいと達成感を感じます。
どんな瞬間がワクワク?緊張する?
小野中田先生が先生としてワクワクする瞬間ってありますか?
中田ワクワクする瞬間は、新しい生徒さんを見ることになったり、新しい授業を持つ瞬間です。自分もコミュニケーションが非常に大事だと感じています。
やはりこの仕事は、人が好きじゃないと出来ないと思うんです。
実際自分は人が好きでそこから教えたいという思いから始めているので…
新しく自分の担当になった生徒さんは、「どんな子なのかな」とか、「何が苦手で、何が得意なのか」というのは、自分のコミュニケーションの取り方で決まってくると感じます。なので非常にワクワクします!
逆に緊張したりドキドキするような瞬間もあったりしますか?
中田実は一緒で…
特に講師を始めた頃は、新しい生徒と会うとちょっと億劫になり緊張してしまうなど、上手くコミュニケーションが取れない場面もありました。
でも「初対面の先生を、いきなり嫌いな人は居ない」と思い始めてから、それまで上手くいっていなかったのは自分の接し方がよくなかったのかと分析しました。
今も少しの緊張もありますが、それ以上に新しい生徒を持つ時には「どんな子だろう、どんないいとこ引き出せるか」っていうワクワクが大きくなってます。
なるほど、ワクワクとドキドキは表裏一体みたいな。
中田その中でも、「生徒の成長を感じる瞬間」がモチベーションです。
数字的な成長(成績が上がった、点数が伸びた)以外にも、人間的に成長するタイミングってあると思います。
例えば全然宿題をやらない子に口すっぱく言い続けて、ふとした時ちゃんとやるようになったり、全然話しかけてくれなかった子が積極的に話しかけてくれて悩みの相談をしてくれた瞬間など、人の変化が見えた瞬間はモチベーションにつながるなって思います。
僕がワクワクする瞬間は、生徒が「勉強が楽しい」と感じている瞬間で、さらに教えたいっていう気持ちになります。大抵最初は勉強をやらされているという感覚かもしれません、僕もそうでした。その中で、模試や定期テストの点数など目標を見つけて、達成した時のポジティブな感情が、自分から次のアクションを起こす力につながるんですよね。 その瞬間を見ると、「自分も何か力になってあげたい、もっと積極的に教えてあげたい」と感じる瞬間です。
中田ドキドキする、緊張する瞬間ってありますか。
小野受験に関わる側面、最終的には合否が関わってきます。
生徒のことを知り努力の過程を見ていると、やはり「受かって欲しい!志望校に行って欲しい!」と言う感情になってしまうんです。
僕が勉強してテストを受けている訳ではないので、本人が感じている感情とは少し違うかもしれないのですが、やはり結果や点数を聞くときは、ドキドキして結構プレッシャーを感じています…
2月の受験シーズンは、生徒も講師も、顔が強張ってますもんね。
小野私は中受、高受、大学は2回も受験を経験しているので、正直見ているだけでも辛さがあります。4年間講師として働いていますが、年々その感情が強くなっている気がします。苦しんでいるのは、実は生徒のみんなだけじゃないよ…って伝えたいです…
中田働く上で何がモチベーションになっていますか?
小野この「ワクワクと緊張」を感じるために働きたいっていうのがモチベーションです。生徒が楽しいと感じるためには自分はどう貢献できるのか。
自分が引っ張るのではなく、生徒主体で自分ができることを考えて、それを日々改善したいっていうのが僕のモチベーションです。
先にあったモチベーションは、「成長」という点に繋がってるんですね。
「先生」の理想像、大切にしていること。
小野中田先生が、先生として働く上で大事にしていることはなんですか?
中田『兄の様な存在であること』です。
生徒によく言われるんですが、「優しい近所のお兄ちゃんみたいだよね」って。でもそれは全然嫌ではなく、一番理想的なんじゃないかなと思っています。
先生は友達、じゃダメだと思うんです。だから自分が目指すべき姿は、近くで見守っているけど本当にダメな事したら叱るし、背中を追いたいと思えるお兄ちゃんのような存在になれるよう心がけて接しています。
僕が通っていた慶應義塾大学の教えである『半学半教』という言葉です。
これは「先生も生徒も、お互いに学びお互いに教え、全体で成長し続ける」という考えで、僕はこの言葉を大事にしています。
ただ一方的に教えるのではなく、インタラクション持って合格や得点向上といった目的に向かっていきたい、と考えています。