「ドクターかマスターか」

こんにちは。川崎校の大石です。

先日、こんなことを言われました。

「修士課程を修了した人が話す内容と博士課程を修了した人の話す内容は、どっちが信用できると思う?」

まずは、修士課程と博士課程を簡単に説明すると、修士課程は一般的に、大学を修了した後に進学する大学院に設置されている課程のことで、博士課程は一般に修士課程を経て進学する過程です。それぞれ、博士課程前期、後期課程と呼ばれることもあります。通常ですと、大学で4年間、修士課程と博士課程は併せて5年間学ぶことになります。
学び続けることが好きであれば、博士課程へ進学することは良いようですが、そうでなければ、かなり大変な道だそうです。

ところで、私が言われたことを冒頭に述べた理由について触れようと思います。それは、誰が発信するか、ということが重要だと考えたためです。私の立場から申し上げると、当然、博士課程を修了した人の話す内容の方が信用できますが、それは、経験の差が大きく影響しています。修士課程修了よりも博士課程修了の方がはるかに困難なことですし、専門的な知識の量の比較がたやすいと思います。ときどき学歴の話になることがありますが、日本だけで考えれば、多くの例外はありますが、学歴は良いに越したことはないと感じられます。外国も含めると話は変わり、博士課程修了が一つの指標になるようです。あまり身近ではないことですので、話を変えようと思います。

コンピュータをはじめとして、物が話すことが多くなってきました。生成AIのチャットを話すことと捉えると飛躍的な進歩を遂げています。しかし、コンピュータを含めた会話の進歩は必ずしも良い面だけではありません。コンピュータが話す内容をそのまま受け入れることなく、必ず情報の元を確認しなければなりません。コンピュータではなく、人が話す内容も同じことが言えるのではないか、と考える人もいることでしょう。当然、その通りです。しかし、コンピュータは責任をとることができませんので、簡単に嘘をつくことができるのではないのでしょうか。

情報を送受信する際は、すべて平等に向き合うことは不可能だと思います。人それぞれ、誰が話すか、どのような立場なのか、などの尺度は変わることは仕方のないことですので、まずは自分自身がどう行動するかが肝心ですね。

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