小学生の学習環境を考えるとき、算数、国語、英語の塾は多い一方で、中学受験を目指す塾でない場合は、「理科」、「社会」の一斉授業を設定していない場合がほとんどです。
事実、理科、社会は何をしたらいいですか?というご質問を多くいただきます。
そこで、中学受験をお考えの方はもちろんのこと、考えていない方も、以下の2点をご参考に、理科社会の学習を進めてみてください。
「なるほど、本当だぁ~!」「わぁ、すごい!」を大切に。
小学生のうちは、知識先行よりも、「感じること」「興味を持つこと」が大切だと思います。
知識の詰め込みだけをやっていても、その時は覚えていても、時間が経てばすぐに忘れてしまいます。
また、機械的な作業を繰り返していると、やらされている勉強になりがちで、「勉強=苦痛なもの、つならないもの」という感情をお子さまに植えつけかねません。
もちろん、学習ですから、地道に努力!、ひたすら練習!という側面はあるのは否めません。
「興味と知識のバランス」を考えて準備をしていくことだと思います。理科や社会の内容は、身近に感じられるものが多いですよね。
お子さまと一緒になって、これはどうなんだろう?、どう思う?といろいろ考え、話し合ってみることが、お子さまの意見や考えが、頭の中に残っていくはずです。
国大Qゼミ小4の理科では実験から実感すること、社会は調べもの学習を中心に興味を持つこと、を大切に授業をおこなっています。
そうした授業の中で、大人では思いつかない疑問や感想が生徒のみなさんからたくさんでてきます。
高学年になった時、あのときやった!という声も多く聞かれます。
理科:LED電球で回路を作り
社会:愛知・岐阜の地図調べ
自分と向き合う時間作り
しかし・・・、学習は楽しいだけではないのも現実です。
用語を覚えたり、漢字をきっちり書いたり、計算が速く正確に解けることは、地道な練習が必要です。
時代の風潮で、ITでお手軽により効果のある学習、映像や音声で楽しく学ぶ、と理想をいだきがちですが、学習は「今も昔も変わりなく、地道な努力」をする場面は必要不可欠です。
お子さまとの接し方のコツは、結果ではなく、どう頑張ったか、どう粘ったか、という「プラセス」をみてあげることだと思います。
この時期にこそ、きちんと机の前に座り、集中して、しっかり「自分と向き合って勉強する時間」を身につけましょう。