夏期講習は、入試の天王山。
高校入試に向けて、学習の山場です。
実は・・・意外と勘違いしている人がいる、入試の仕組みがあります。
合格する方法は、ひとつではありません。
苦手科目は、苦手のままでもいい
たとえば3番手の公立高校を受験する場合
「合格に必要な点数は、およそ300点程度」
になります。
すると、入試は5科目ですから
「1科目60点は取らなければならない」
と、思い込んでしまうケースがよくあります。
実は、意外かもしれませんが各高校には足切りの得点設定はありません。
大学入試の共通テストとは、ここが違います。
公立高校入試は、その年に受験した生徒を、得点の高い順に定員まで合格させるシンプルな仕組みです。
目標点に届かない科目がある、どうしよう!?と焦りすぎなくても良いのです。
目的と手段を履き違えない
「数学で60点以上を取らないと、合格できないのに、苦手すぎてどうしよう・・・」
こういう悩みもよく聞きます。
しかし、目的は「数学で60点を取ること」ではありません。
あくまで「入試に合格すること」なのです。
全科目60点を取って合格するのも良いのですが
「英語80点・数学40点・国語80点・理科40点・社会60点」
でも構わないのです。
一部の数学科などの高校では、特定の科目で傾斜配点があるので注意が必要です。
しかし、得意科目と不得意科目があるのは、決して悪いことではないのです。
悩む時間がもったいないです。
その分の時間を、気分転換に運動でもした方が建設的です。
(いずみ中央校の記事に続く)