中学入試 国語 出題作品紹介 あした、また学校で 工藤純子

“学校”って誰の“場所”?

出題作品

あした、また学校で (文学の扉)
書名:あした、また学校で
著者:工藤 純子
刊行日:2019/10/31

出題校

駒場東邦中学校、関東学院中学校

出題ページ

P93 「お母さんがね、もう学校に行かなくてもいいって!」
駒場東邦中学校 出題

あらすじ

先生の一言で学校に行けなくなってしまった弟のために奮闘する少年や、クラスメイトの姿を描いた物語です。

ポイント

「PTA運営委員会」からの出題です。

学校に行けなくなった小学2年生の滝川将人(たきがわまさと)の母祥子(しょうこ)が、真相を確かめるべく学校で直接、先生に話を聞きます。

ところが、期待していた答えが聞けず、PTAに相談しても他人事のような対応をされてしまいます。

学校のあり方に疑問をもった祥子は、学校を休んでいる将人を抱きしめ、いとおしみます。

表題は将人が兄の一将(かずまさ)に言った言葉です。

なぜ祥子が将人にこのようなことを言ったのかを記述させる問題でした。

今までは学校に行くのは当たり前だと思っていたが、このときの先生やPTAの対応から、学校が子どもに寄り添おうとしないのならば、将人の気持ちを大切にしたいと思うようになった、ということをまとめます。

“学校”とは子どものための“場所”であるという当たり前のようなことも、改めて考えると、その“深さ”や“すばらしさ”に気づかされます。

みなさんも“学校”でいろんなことを学んでください。

執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦
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