がんばって伝える“母”への気持ち
出題作品
出題校
桐朋中学校、大妻多摩中学校、城北埼玉中学校
出題ページ
P51 タカヒコ君本人の字がプレゼントになる
大妻多摩中学校 出題
あらすじ
鎌倉にある代筆業(依頼人の代わりに手紙を書く仕事)を営む、“ツバキ文具店”を継ぐ雨宮鳩子(あめみやはとこ)とその家族や友人たちとの日常を描いた物語です。
ポイント
「ヨモギ団子」からの出題です。
目の見えない少年、鈴木タカヒコ君が母の日にお母さんに手紙を送ろうと、ツバキ文具店を訪ねる話です。
鳩子は、目が見えないながらも、母親への愛情を語るタカヒコ君の健気さに心を打たれます。
そこで鳩子は、タカヒコ君に自分で手紙を書いてみるよう提案します。
表題のように言う鳩子の提案をどう思うかを問う問題でした。
目の見えない自分の子どもががんばって書いた手紙は最高のプレゼントになること、あえてタカヒコ君自身に手紙を書くよう提案した鳩子もすばらしい、という内容にまとめます。
ふだん、みなさんのためにがんばってくれているお母さん。
勉強ももちろん大切ですが、”お母さんへの感謝の気持ち“を言葉や手紙で伝えてあげてください。
執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦