スマホから見える“社会学”
出題作品
出題校
逗子開成中学校、大妻嵐山中学校、帝京大学中学校
出題ページ
P85 あなた自身がスマホからいったん距離をとって、日常を生きている自分の姿を考え直すことが第一なのです。
帝京大学中学校 出題
あらすじ
“社会学”をテーマに様々な観点から“他者”と“自分”を考えていくことの大切さを述べた論説文です。
ポイント
「スマートフォン(スマホ)から離れて自分の姿を考え直すこと」がなぜ“情報への耐性”を養う試みになるのかを記述させる問題が出題されました。
スマホに依存してしまっている現代人に対し、筆者は次のことを提案しています。
スマホをオフにして、読書など別の行動をとることで、“リテラシー” (情報を選択し正しく活用する能力)を磨くこと。
今までの経験から得た知識をもとに、様々なことを考える余裕をもつこと。
これらが記述のまとめポイントとなります。
スマホは一瞬にして社会をのぞいたり、 つないだりできる、とても便利な道具です。
一方で、スマホに依存しすぎている社会を映し出す道具でもあり、まさにスマホから現代の“社会学”が学べると言えるでしょう。
執筆:国大Qゼミ中学受験コース 国語科 亀田 昌彦