逆境をチャンスに変えるために
こんにちは。
中学受験コース算数科です。
中学受験コースでは、5月まではオンラインのみの授業でしたが、6月からは一部対面授業に切り替わりました。
現在、夏期講習に向けた様々な準備を進めております。
今年は、小学校の夏期休暇が短縮されると発表されました。
また、9月以降の小学校開講時間の変更、冬にかけてのインフルエンザ、コロナ第2波などを考慮すると、特に小学6年生にとっては、学習時間の確保、志望校対策を早期に手掛け、あらゆる想定のもとでの合格作戦を検討する必要があると考えています。
小学6年生の保護者に向けて、先の見通しを示すことで少しでも不安を軽減できればと思います。
そのために、例年のカリキュラム体制からの刷新が必要となります。
ここでは、小学6年生の受験対策として、算数科が現時点で予定していることをお伝えいたします。
1.実戦を想定する! 夏期講習
例年の夏期講習は、今まで学習した内容の総復習をする期間でした。
これは様々な問題集に手をだすのではなく、1つのテキストを1単元ずつ丁寧に学んでいき、9月以降の志望校対策の土台を構築することを目標としています。
一部の中学校を除き、堅牢な基礎学力が備わっていれば、合格できるだけのチカラがつきます。
志望校を意識した学習作戦は9月以降で十分に間に合います。
本年度は、これに加えて、入試問題を活用した実戦的な学力向上を狙いにした「入試問題プリント」を活用して、一行系問題(小問集合)を数多く扱っていく学習カリキュラムとなっています。
テキストで学んだ知識・技術を、その場で実戦的に試してみて、理解が不十分な単元のチェックとトレーニングをはかっていきます。
2.典型題への攻略!実戦力強化!
9月から12月上旬までは、各単元の総まとめ学習を進めていきます。
夏期講習でひと通りの学習を終えているわけですが、あらためてその定着をはかるための期間として捉えています。
合わせて、昨年度から活用しているオリジナル教材「典型問題集」のさらなるバージョンアップを進めます。
志望校問わず、入試で頻出の典型的な問題を集約しているプリントで、テキストで学んだ内容を整理するためのQゼミ独自の教材です。
さらには、夏期講習から使用している「入試問題プリント」を継続し、最新の入試問題を体感していくことも同時におこなっていきます。
3.直前カリキュラムの再検討
12月・1月の直前期は、各生徒の個別最適化をはかるためのカリキュラムを再構築する予定です。
具体的には、授業フローの見直しや志望校・個々のレベルに応じた何通りかの学習デザインの提示を実施していきます。
4.最後に
中学受験コース算数科では、上記のような施策を検討しております。
各生徒が実力を発揮できるように段階的に実戦力の強化をはかっていきます。
まさに「コロナをチャンスに変える」作戦!!
このような状況の中でも、万全の体制で受験生を送り出したい、そんな想いです。