2019年・神奈川県公立高校入試の総評

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Qゼミの伊沢です。
今年の入試の総評をお伝えします。

入試全体を見てみると、合格のボーダーラインは10~20点の間で下がる見込みです。
昨年も今年度と同様に問題が難しくなる傾向にあるので2年連続でラインが下がるでしょう。

英語は傾向に変化こそ無かったが、各大問で要求される学力は確実に上がっています。
50分で全て正解するためには前半の文法では迷うことなく正答を出せる「確実な文法力」。
そして後半の英文読解では一読で正確に理解出来る「速読力・読解力」が要求されました。

本物の英語力が不可欠であり、神奈川県入試の英語は全国的に見ても難易度の高い入試と言えます。
国語・社会は例年と傾向、難易度ともに大きな変化はないように感じます。

また、理科は昨年より大幅に易化し、平均点は10点以上あがる見込みです。

その反面、今年大きく難易度を上げたのが数学でした。
今年の数学が難しい要因としては複雑な分数処理がありました。
自分の答えを疑いたくなる計算を最後まで計算しきる必要があるため、不安の中で解き進める必要があったのです。
各問題の(ウ)の難易度も上がった為、TOP校受験者でも9割を下回る生徒が多かったことでしょう。
また、今回、競争率の高い上位の高校では理系科目の得点が合否の鍵を握る可能性が高かったでしょう。

特色検査では共通問題と選択問題がTOP校を中心に実施されました。
選択問題は4題で各校がその中から2題選択する形式です。
選択問題はメロディーロードについての問題や立体・保健・農作物に関する問題が出題されました。

難易度としては昨年までの高校独自の内容と比べるとかなり易化したため、受験生は解きやすかったと思われます。
特色検査で点数差がつきにくい分、5科目の合計点が鍵を握ることになりました。

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