この時期英検や秒読み段階となった入学試験の面接練習を引き受けていると、毎年さまざまなことに気づかされます。どんな試験であっても面接試験に強い生徒の共通点は3つです。
●●があること・●●の経験が多いこと・●●がはっきりしていること
面接対策の専門書には実に多くのことが書かれています。
しかし学生・社会人用の就職活動の面接テクニックは小・中学生に直接使えるとは限りません。
また、面接試験のみで合否が決まるわけでもありませんので面接練習に時間を割くことは難しいですよね。直前にササっと練習してはい本番…などということも珍しくありません。
ですから「失敗しない生徒の特徴」だけをお伝えします。これは日々の生活の中で習慣づけられることです。
まったく基礎がないところにたくさんのテクニックを直前になって詰め込むのは大変です。
面接を意識せず少しずつ習慣づけていく方がよいでしょう。
1.話したいことがたくさんある生徒は強い
入学試験の面接ならば、「その学校をなぜ志望したのか」あるいは「入ってからどういう学生生活を過ごしたいのか」あたりはいわゆる鉄板の質問です。話せることがたくさんあるほど熱意があると判断されます。対象の学校を好きになること、そして可能な限り調べ尽くすこと。アイドルでも同じクラスのあの人でも好きな人のことはたくさん知っているでしょう?
2.あまり知らない大人と話す経験が多い生徒は強い
入室から退室まで試験官の目にはしっかりと映っています。本番で緊張するのは当たり前のことですが、ちょっとした言葉遣いや所作・態度に経験の差が表れてしまいます。
経験は自信になりますから、どんなことでもかまいませんので親御さんや担任の先生などではない大人と話す機会を多くしてみましょう。
3.母音をはっきり話せる生徒は強い
2番と関連する内容です。幼児の話す言葉は母音の発音が曖昧なため舌足らずに聞こえるのですが、高校生ぐらいになるとかなり明瞭になり、成人すると舌足らずな人はごくまれです。社会生活上自分の話を理解してもらう必要があるからです。
成長期の小・中学生はどうでしょうか?この段階には大きな個人差があります。理解してもらう必要がある相手と接する機会があればあるほど明瞭になっていきます。
合格おめでとう!
中学入試を終えた生徒から無事志望校合格の知らせが届きました。
大学受験生からも次々と吉報が届き、校舎スタッフもほっと一息。
それぞれのよりよき人生のためどうか最後まで悔いなく自分の力を出し切ってきてほしいものです。