美術の定期テスト対策・モナ・リザで学ぶ!遠近法の種類

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定期テストに出る美術、今回のテーマは「遠近法」です。

世界一有名で、正解一謎に満ちた絵画「モナ・リザ」を使って遠近法を学びましょう。
遠近法は、手前のものを大きく・後ろのものは小さく描くのが基本です。

一点透視・二点透視の「線遠近法」の図法を皆さんすぐにイメージするでしょう。
実際の絵画に用いられている図法はこれだけではなく複数あります。

「モナ・リザ」の手の大きさの不自然さは、遠近の強調では?という説があります。
(ただ未完成なだけという説もあります)

また、背景には「色彩遠近法」が用いられています。
手前のものを暖色・後ろのものを青みがちな寒色で描くことで、絵に奥行きを感じさせる方法です。

そして「空気遠近法」です。
手前のものは輪郭をはっきりと、後ろのものは茫洋と描くことで遠近感を表現しているのです。

モナ・リザ

「モナ・リザ」は聖母リザの意味で、裕福な商人の妻リザ・デル・ジョコンダがモデルと言われています。
レオナルド・ダ・ヴィンチ自身の自画像の一種ではという説もあります。
はっきりしたことは現代に至るまで分かっていません。

また、同一のモデル・構図で描かれたらしい複数の「モナ・リザ」という絵画が存在していることも分かっています。
現在に至るまで、その謎は尽きません。

レオナルド・ダ・ヴィンチの描く女性は、ラファエロらと比較すると、優しさよりも知性の光が目立つことに特徴があります。
「モナ・リザ」は、遠近法の博物館のような絵画なのです。
だからこそ、定期テストによく出る絵画でもあり続けるのですね。

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