[神奈川県立湘南高等学校]平成30年度 特色検査分析②

問題概要

今回は湘南高校の理系問題にしぼって見てみたいと思います。

湘南高校特色検査の特徴の1つとして空間図形の問題があげられますが、今年度は技術の科目とからめた容積の問題になっていました。
その他、問3に出題されている理科・社会・家庭科についての科目横断問題に計算が必要な問題がありました。

問題傾向分析

前年度に比べて技能科目を扱った出題が多くなり、全体を通じて理系問題と明確に区分することができる問題が減っています。

そんな中、理系問題としての共通点をあげるなら、それは単位を扱う出題が多いということになります。
日常生活に単位のない数値はほとんどないのですから、科目横断型の問題が増えれば、単位をともなう計算問題が増えるのは当然の結果です。

特に問3の(エ)では単位量あたりの大きさと割合使った計算問題が出題されており、パターンに頼って式をたてることが難しくなっています。

単位量あたりの計算では、単位どうしの組み合わせから計算式をたてることが容易なので、パターンに頼って式をたてることから一歩踏み込んだ、単位をもとに式をたてる演習を繰り返し解くことが正答への近道になります。

国大Qゼミ岩見智史先生
分析担当:岩見先生

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