Qゼミ入試情報室では、試験が終わった直後から5科目の問題分析を行いました。
「社会編」の結果をお知らせします。
ポイント3つ
・例年と比べ、大幅に難化。平均点は下がる可能性大。
・記述問題が3問⇒1問に減少したが、他の問題の難易度UP。
・問題形式が複雑。
総評
地歴公のすべての分野が難化した。
過去5年間、他の科目と比べ、平均点の大幅な変動は無かったが、今年は大きな変動が見られるだろう。
問題の内容として目立った変更点は記述問題の問題数・文字数ともに減少したことである。
その分、選択問題の問題数が増え、難易度が大幅に上がった。地理は歴史と混合した問題が今年も見られた。
また、単純な知識ではなく、その背景や理由などをしっかり学習していないと解けない問題が増えた。
歴史は、問題の形式が難化した。
時代の並べ替え問題では、まずは6つの出来事から該当するものを絞り、絞った出来事を並べ替える問題だった。
例年と類似した問題ながらも、今年は絞る出来事の個数に指定がなく、傾向が変わった。
また、江戸時代に関する問題が例年と比べ多かった。
公民は、去年は出題が無かった経済分野が多く見られ、単語を覚えるだけではなく、内容もしっかり把握しておかないと解けない問題が多かった。
他の科目と比べ、一番難化したと考えられる問題だった。
これから受験をする生徒さんへ ずばり対策方法
- 「ずばり!知識だけではダメ!」
知識だけではなく、背景・理由など、細かな部分まで把握すること。
学校の教科書や資料集で、細かな背景を頭に入れておく必要がある。
歴史だと、断片的な知識ではなく、年表を横に置き、時代の流れやその後の影響をコツコツと頭に入れていくことが必要である。
解説科目:社会
分析担当:栗山 美穂 先生