部屋としゃもじと缶コーヒー

元気が出るブログ表紙

Qゼミの佐藤です。
生徒の夏の予定を確認していると、いつの間にか、自分が中学生だった頃の記憶が蘇ってきました。
その年の夏は、ローリング・ストーンズの初来日から始まり記録的な猛暑による深刻な水不足(覚えてらっしゃいます?)、紀子さまご成婚(あの年です)といろいろあった年なので鮮明に覚えています。

計画を練るのが好きで、その通り実行すること自体に喜びを感じる変な子供でしたが、それでも夜になり睡魔に襲われ負けそうになると大きな木のしゃもじ(地方の土産物屋で時々見かける商品ご存知ですか?)で自分の頭をバシバシ叩くというセルフサービスのスパルタ教育で勉強をしていました。
夏休みは基本1日・半日は勉強していましたが、どうしたってモチベーションが続かなかったり、眠くて仕方がない時がありましたがそんな時の解消法はというと、小説と缶コーヒーです。

なんか生意気な中学生ですね。
長時間の勉強でボーっとしてくる度に、沢木耕太郎の「深夜特急」を手に取り一章読む、という具合にブレイクタイムを取っていました。
主人公が陸路だけで香港からギリシャまで旅するという紀行文で実はQゼミの国語のテキストにも時々登場する作品なんですね。
生徒にも薦めている図書です。

密室でカリカリ勉強している自分と、自由に世界を旅する青年というギャップが脳内でいい刺激となったんですね。
とてもいい気分転換になる作品です。
後に、この小説片手に主人公と同じルートで旅ができた時はとても感動しました。
眠くなってくると、実はいくら頭を叩いても効き目はなくただ痛いだけです。
効果抜群だったのは缶コーヒーです。

1日1缶、飲み干しても缶は捨てずに、部屋の窓辺に置き続け夏休みの終わりには大きなピラミッドができていました。
これは勉強をがんばったという証にもなり、ひとりで満足げに眺めてから、まとめて捨てたのを覚えています。
それぞれの夏、Qゼミの夏。
はりきっていこう!

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