こんにちは。
Qゼミの多田です。
問題です。
こちらの写真は何でしょうか?
これはウンカの幼虫の関節部分です。
30nmは30ナノメートル。
1ナノメートルは100万分の1ミリメートルの長さです。
ウンカの幼虫は下の写真です。
日本ではイネの害虫で有名です。
江戸時代の享保の大飢饉や天保の大飢饉はこの昆虫が原因のひとつと言われています。
最初の写真は、今年9月中旬にアメリカのサイエンス誌に掲載されました。
ウンカの幼虫は足の関節にこのような歯車の機構がありジャンプのときに利用しているとのことです。
発見されたばかりなので、詳しい研究はこれかれです。
こん虫が歯車のようなものを持っているなんてふしぎですね。
そういえば、蚊の刺す針の部分は、ノコギリの歯のようなものがあります。
蚊が刺すとき、痛みを感じないのは針の直径があまりに細くこのノコギリの形をしているからだそうです。
とてもとても小さい世界には、我々が想像できないものがまだまだあります。
それを研究できる人間もすごいものですね。