Qゼミの益田です。
最近の授業の中で、この言葉をよく耳にします。
「わからなぁ~い」
ある意味、子どもにとってこの言葉は魔法の言葉ですね。
だって、この言葉を言えば、この後、考えなくていいからです。
ある私立中学校の先生とお話した時、やはり、先生も「最近の子は考えようとしない」と嘆いていました。
類題なのに、出された問題の表現が変わってしまうと、まず最初に「わからない」と言うそうです。
その後、考えようとせずに、説明を待つ「待ち受け族」になるとか、宿題をやっていて、すぐに「わからない」という場面はありませんか?
そんなときは、おそらく「塾で何聞いてきてるの!」という場面が容易に想像できます。
そこで、一から十まで教えてしまうと、今後もその繰り返しで、考えない子ができあがってしまいます。
是非そんなときは、答えがでる一歩手前でヒントは止めて、最後は考えさせることが大切です。
国語の記述問題など、答えはひとつではありません。
考えて、何通りも答えを出させるそんな問題も、なくはないのですから。