読書感想文の秘訣

元気が出るブログ表紙

Qゼミで国語を担当している明島です。
私が中学校2年生のとき、クラスで数人の同級生から嫌がらせを受けている男子生徒がいました。

暴力的な被害を受けていたわけではないのですが身体的な弱みにつけこんだ言葉の暴力を浴びせられたり授業に必要な物を隠されたり、さまざまな嫌がらせを受け
その生徒が泣いたら「ごめんごめん、じょうだんじょうだん」などと言ってとりあえず一時的に解放される。

このようなくり返しが毎日のように続き、その生徒はしばらく後に学校に来なくなりました。
その生徒が嫌がらせを受けていたときの私は、心の中で「なんとかして助けてあげなければだめだ」と叫んでいました。
しかし「余計なことをして自分が嫌がらせのターゲットにされたらどうするんだ」という、もうひとつの声に負けてしまい、黙って見過ごしていたのです。

結果的に、嫌がらせをしていた同級生が相手の自宅に謝りに行って解決したのですが、何もしてあげられなかった後悔はいつまでも心の中に残っています。
小説「くちぶえ番長」に登場する学級委員のツヨシも、同級生の高野さんが嫌がらせを受けているときに、ぼくと同じ心境でいたのではないでしょうか。
もうすぐ楽しい夏休み。そのワクワク感をじゃまする読書感想文。
要するに、登場人物が経験したことと同じ、あるいは似たような自分の経験を書くのがコツなのです。
※ちなみに、小説「くちぶえ番長」とは、夏休みに国大Qゼミの小学校5年生と6年生がが学習する課題図書です。

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